EUフィルムデーズは、欧州連合(EU)加盟国の在日大使館や文化機関が選りすぐった作品を一挙上映するユニークな映画祭です。今年は、各国映画祭で注目を集めた近年の話題作や日本初公開作品を含む全26作品をラインナップ。さらに東京会期では、特別プログラムとしてEU加盟国が誇る名作クラシックを国立映画アーカイブにて上映します。現代の注目作から歴史に名を刻む名作まで、幅広いヨーロッパ映画の世界をお楽しみいただけます。
それぞれのEU加盟国から生まれた新旧の映画を通して、欧州の多様な文化を体験する旅にどうぞお出かけください。
映画誕生の地である欧州では、その表現の限界に挑戦し、また再定義するような作品が絶えず作られてきました。映画を巨大エンターテイメント産業として形作ったハリウッドに対比して、ヨーロッパ映画は芸術性および作家性、あるいは表現の多様性を担って来たと世界的にみなされています。イタリアのネオレアリズモ、フランスのヌーヴェルヴァーグ、ニュー・ジャーマン・シネマ、チェコのニューウェーブなどといった映画運動は、映画史に大きなインパクトを与えただけでなく、そこから輩出した映画監督たちの作品は日本でも大いに重要なものとして大事にされています。劇映画だけでなく、ドキュメンタリー、アニメーション、アヴァンギャルド映画、短編映画、そして実験映画といった多彩なジャンルがそれぞれ自由に花開き、その多様な地域性は豊かな物語を生む。そうした歴史を持つヨーロッパ映画を、映画祭で話題となった最新作から、時代を超えて評価されるクラシック作品まで33本の一度に上映されます。そしてその内19本が日本初公開作品です。この貴重な機会に是非ご覧ください。